関連情報 学術発表・報道

  • 振動刺激痙縮抑制法; アメリカの脳卒中治療ガイドラインで推奨

    振動刺激痙縮抑制法(direct application of vibratory stimuli: DAViS)が「アメリカの脳卒中治療ガイドライン」で痙縮への治療として推奨されています。

    Guidelines for Adult Stroke Rehabilitation and Recovery(American Heart Association/American Stroke Association)
    Winstein CJ, et al: Guidelines for Adult Stroke Rehabilitation and Recovery: A Guideline for Healthcare Professionals From the American Heart Association/American Stroke Association. Stroke. 2016; 47(6):e98-e169.

  • 小児の慢性期片麻痺上肢への促通反復療法が有効だった1例

     小児卒中による重度左片麻痺例(女児, 7才, 小学2年生)が発症後1年から促通反復療法を受け,その後も促通反復療法を含む外来リハビリを継続し(発症後: 1年9カ月→4年5カ月), 麻痺側上肢と手指の改善(上肢BRS: III→V, 手指: II→IV, STEF: 0→6)と学校活動や遊びでの上肢の使用が増えた。促通反復療法が成人片麻痺だけでなく小児においても有効である可能性がある.

    萬谷和日子、他: 実践報告, 慢性期片麻痺の上肢に対し促通反復療法が有効だった小児の1例. 作業療法 36 (6): 619-625, 2017

  • 革新的な治療法(促通反復療法+電気刺激+振動刺激: 30分/日・2回/週)で老健利用者の片麻痺が改善

    慢性期片麻痺へのリハビリテーションは治療への制約が多く、短い時間、かつ低頻度でも麻痺改善が期待できる治療法が求められています。 持続的電気刺激下の促通反復療法と振動刺激痙縮抑制法の併用治療法 (30分/日、2回/週)は、老健利用者への3カ月間の治療で、通常の治療より片麻痺を大きく改善させました。この併用療法が大きな効果を生むのは、(1)振動刺激痙縮抑制法によって神経路の興奮水準の調整 (運動路: 痙縮筋の抑制と拮抗筋の抑制減少、感覚路: 興奮水準が上昇)、(2) 運動閾値の持続的電気刺激と促通反復療法によって、患者が意図した運動と反復が容易になったからと考えられます。 今後、この併用療法の片麻痺リハビリテーションへの普及が待たれます。

    (林拓児、他: 通所リハビリテーションに於ける慢性期脳卒中片麻痺上肢への促通反復療法と治療的電気刺激・振動刺激との併用による麻痺改善効果. 理学療法科学 32(1):129-132,2017

  • リーチングロボット vs 促通反復療法: An arm weight-bearing combined with upper-limb reaching ….

    不全頚髄損傷例の肩肘の運動(20分)にリーチングロボット(コンピュータ制御モーター能動免荷+促通機能: 持続的電気刺激、機能的振動刺激; 安川電気)訓練と促通反復療法(肩・肘)を2週間づつ交互に実施した。訓練中の肩肘の運動は促通反復療法が200回/日、リーチングロボットが400-500回/日だった。肩肘の機能改善は両期間にあったが、肩屈曲の拡大はリーチングロボット訓練の期間に見られた。

    Hoei T, et al: Use of an arm weight-bearing combined with upper-limb reaching apparatus to facilitate motor paralysis recovery in an incomplete spinal cord injury patient: A single case report Journal of Physical Therapy Science 29: 176-180, 2017

  • 学術とマスコミ

    新刊書
    1) 再生医療とリハビリテーション. 編集: 川平和美, 弓削類, 紀ノ岡正博, 三輪書店, B5 / 190頁 / 2018年
     今後の臨床経験の蓄積によって、更に発展していく「再生医療」、「リハビリテーション」、「ロボット」について、
      各領域の最先端を知る研究者が分かりやすく説明しています。
    2) 川平和美, 下堂薗恵, 野間知一: 片麻痺回復のための運動療法, 医学書院, 2017年6月
    3) 川平和美 (監修): 脳卒中片マヒのリハビリ; 入院中から始める「川平法」
    小学館、2017年9月

    治療ガイドライン
    1) 上肢機能障害に対するリハビリテーション.  促通反復療法 (推奨する)
    脳卒中治療ガイドライン2015.日本脳卒中学会・他(編), 2015,pp 292-294.

    学術論文
    1) 下堂薗恵、野間知一、宮田隆司: 電気……