お知らせ

2017年09月1日

待望の新刊; 片麻痺回復のための運動療法, 第三版

内容を一新し、新たな併用療法と歩行訓練、治療効果のエビデンスを拡充した。
促通反復療法(Repetitive Facilitative Exercise: RFE)は、新たな促通手技によって患者の意図した運動を実現し、それを反復することによって損傷された神経路を再建/強化する。これまで治療が難しかった個々の手指の運動の回復だけでなく、下肢麻痺と歩行障害への従来の治療法を革新し(麻痺側荷重重視 → 健側立脚重視、歩行中の促通手技、持続的電気刺激下の歩行訓練; 具体的に呈示)、その回復にも大きな展望を開いた。促通反復療法は修得目標の運動の実現と反復による特定の神経路の選択強化(学習の促進)を基本的な治療原理としており、脳卒中や脊髄損傷、末梢神経障害による麻痺や感覚障害へのリハビリテーションの有力な治療法となっている。
促通反復療法の効果は科学的な検証で確認され、更に電気刺激や振動刺激、磁気刺激、ボツリヌス療法、ロボットなどとの併用療法は更に効果を高めている。今後の神経系の再生医療後のリハビリテーションで不可欠のものである。

川平和美, 下堂薗恵, 野間知一: 片麻痺回復のための運動療法; 促通反復療法「川平法」の理論と実際, 第3版. 医学書院, 6月1日, 2017