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2018年06月26日

片麻痺患者から“リハビリ女侠“に, 中国台州日報 2018年6月18日

張超:片麻痺患者から“リハビリ女侠“に

台州市府大通りと空港通りの交差地点のホテルの19階に悠康リハビリセンターはある。今 年36歳になる創業者の張超は中国の片麻痺で苦しむ人々の間では有名である。この1年で約 百名の片麻痺患者を受け入れた。
中国の片麻痺患者の間では、張超は“リハビリの女侠”と呼ばれている。患者たちは彼女の 歩んだ経験を励みにしている。張超も当初は車椅子で日本に行き“川平法”を受けていたが、 今では車椅子なしで自由に歩けるようになった。彼女は“川平法”に助けられた。そして、張 超は“川平法”を中国に持って来て、片麻痺で苦しんでいる多くの中国人患者さんのために役 立つ仕事をしようと決意した。
“必ず直ると信じて、根気よく訓練をする、これがリハビリで重要である。”
杭州からの患者さん“最初の治療は1ヵ月間です。ここに来て半月がたちました、あと半月 有ります。15-18階がホテルになっている。食事をする所も近くにあり、とても便利です。 リハビリの効果も良い感じで順調です。”
“おはよう。昨夜はチャント寝られましたか? 朝ごはんを食べた? 昨日より歩行は良く なったね。”張超は、微笑みながら患者さんに言葉をかけた。
悠康リハビリセンターは作業/理学療法領域・自主訓練領域・休息領域などいくつかに分かれ ている。作業/理学療法領域では日本人セラピストが患者さんを指導している。患者さんはリハ ビリに集中している。喧騒は無く、静かである。
日本人セラピストは現在 4 名。通訳者も 4 名いる。チームワークを大事にしている。通訳は 日本語が出来るだけではなくリハビリテーションの知識も必要だ。
“気分はどうでしょうか…”通訳はセラピストの言葉を患者さんに伝える。“焦らずに、ゆ っくりと…” 患者さんは悠康に来たばかりの時には、直ぐに治りたいとの気持ちを強くもつ、しかし、リ ハビリには、必ず治ると信じて、根気よく訓練することが重要ですと、張超は言う。片麻痺状 態から正常な生活に戻り、彼女は多くの患者さんに、自分と同じように自信を取り戻してほし いと願っている。
2,005 年大学を卒業した張超は故郷の台州に帰り、光学部品製造の上場会社に営業員として 勤務をした。日本語専攻の彼女は日本市場の開拓を担当した。
2012 年、会社の中堅社員となった彼女は毎日たくさんの顧客の対応をし、残業も多かった。 “私が良く覚えているのは、2012 年 11 月 13 日の夜、日本からのお客様と食事をしていると きには大丈夫だったが、食事後のカラオケの時に気分が悪くなり、お客様の対応は同僚に任せ て、直ぐに夫に電話をした。ぼんやりした意識の中、救急車で市内の病院に運ばれた、そこか ら二日間は意識が無い。自分では何の病気か分からなかった、直ぐに治ると思っていたが、実 際は脳出血をしており、片麻痺になっていた。”
浙江省第二病院の専門家によると、この片麻痺の原因は脳卒中と呼ばれ、高死亡率・高障害・ 高再発率とのことで、張超は奇跡的に死の淵から生還したが、片麻痺は残った。 “夫はそばを離れず、一緒に中国の各地の病院を回った、9 か月後に日本人知人より、日本に” 川平法”があることを教えてもらった。“張超は、現在日本再生医療とリハビリテーション研 究会代表理事で鹿児島大学の川平和美名誉教授に連絡を取った。
“川平教授は毎日、リハビリテーション室にいて、片麻痺患者を診察し、リハビリの指導を している。医学部の学生と医師の指導も行っている。川平法は薬も飲まず、注射もしないが、効果の高い機能回復法である。”
治療のために張超は苦労して、年に何回も日本に行った、4 年後に、ようやく普通の人と同
じように生活できるようになった。 帰国後、張超はツイッターで日本の川平法を中国国内の患者仲間に紹介を始めた。今、ネットの片麻痺患者仲間は張超のことを“リハビリ女侠”と呼ぶ。 “この病気になった多くの人 は生きていく気力を無くし、また多くの人が適切な治療を受けられずにいる。私は幸い川平法 に出会えて、また元の正常な生活に戻ることが出来た。今度は私が、中国で片麻痺に苦しんで いる人のために役に立とう。 中国の患者が日本に行かなくても片麻痺に有効な川平法の治療 が受けられるリハビリテーションセンターを設立しよう。”
2017 年 6 月に悠康リハビリテーションセンターを創立した。 広東省の70代の患者は台州の商店街に部屋を借りた。悠康リハビリテーションからわずか数百メートルの距離である。彼は記者に、最初は毎日車椅子でリハビリテーションに来たが、 今は一人で悠康まで歩けるまでに回復した、と語った。
リハビリテーションセンターでは40代50代の人が多く、この年齢の人は一家の大黒柱で ある。一部の人はこの病気が原因で離婚をし、一部の人は家族の結束がより強くなり、リハビ リの治療にも同行する。
”このような病気は存在しないでほしい、そうすれば、苦しむこともないし、お金も使わな い。しかし、この運命に選ばれてしまった人々が、積極的にリハビリに取り組み、また自信を 持って生きていくことを願っている。早く良くなって一日も早く正常な生活が出来るようにな ることを祈っている。と、張超は言った。


本报记者富 强/文 任 健/摄(訳:悠康)