お知らせ

2020年05月7日

ロボットAR2訓練による片麻痺上肢機能とリーチングの改善

慢性期脳卒中患者(6例)に片麻痺上肢をリーチングロボット(安川電機)を用いたリーチング訓練(15分/日, 2W)を追加し、FMAとARATの改善, リーチング運動の軌跡と肘の自動伸展の改善、肩の代償運動の減少が得られた。

Amano Y, et al: Reaching exercise for chronic paretic upper extremity after stroke using a novel rehabilitation robot with arm‐weight support and concomitant electrical stimulation and vibration: before‐and‐after feasibility trial. BioMed Eng OnLine (2020) 19:28 https://doi.org/10.1186/s12938‐020‐00774‐3

参考
片麻痺や肩関節に障害がある上肢の上方へリーチングは大きな課題であったが、促通機能付きリーチングロボットが強力な治療手段となりつつある。ロボットに促通機能機能を付ければ、ロボット訓練の内容が促通による自動運動の増大、他動運動の減少、リーチング回数の増加へと変化するので、20分間で大きな効果が期待できる。

1) 豊栄峻, 他: 成人脳性麻痺者の頚髄症に対する持続的電気刺激下の促通反復療法と 促通機能付き上肢リーチング ロボット訓練が上肢機能に与える影響 ─ケーススタディ─. 作業療法 38 (5): 517-523, 2019

2) Hoei T, et al: Use of an arm weight-bearing combined with upper-limb reaching apparatus to facilitate motor paralysis recovery in an incomplete spinal cord injury patient: A single case report Journal of Physical Therapy Science 29: 176-180, 2017

3) 川平和美, 他: リハビリテーションロボットに求められるものは?. 日本機会学会誌 119 (1166): pp14-16, 2016