新刊書:麻痺治療の未来を拓く促通反復療法

研修会 2025年03月10日

新刊書:麻痺治療の未来を拓く促通反復療法

― 日本発の画期的な治療法 / 選択的な神経路の再建と強化―

近年の脳神経科学の発展によって、脳卒中片麻痺へのリハ治療への期待が高まっています。著者が開発したのが画期的な促通反復療法(川平法)は、長年の片麻痺患者のリハ治療と脳の基礎研究で確信した「脳の可塑性」を背景しています。その大きな治療効果は急性期、回復期、発症後6カ月以降の慢性期でもランダム化比較試験などの科学的効果検証により実証されています。しかも、患者は治療者の指示に従い20~40分間、麻痺肢を動かす努力をすればよいのです。本書では、促通反復療法の普及を阻む問題点、治療理論と手技、電気・振動・経頭蓋磁気刺激との併用療法、発展の歴史についても解説しています。医療従事者には実践的な知識として、患者・家族には麻痺改善の希望の光となる一冊です。

新刊書:麻痺治療の未来を拓く促通反復療法

― 日本発の画期的な治療法 / 選択的な神経路の再建と強化―

定価+消費税:1,760円、発売: 幻冬舎 発売中