石灰沈着性腱板炎を合併した脳卒中上肢麻痺への包括的な作業療法

研修会 2021年09月18日

石灰沈着性腱板炎を合併した脳卒中上肢麻痺への包括的な作業療法

石灰沈着性腱板炎(rotator cuff calcific tendin- opathy:RCCT)は,激烈な肩関節痛で始まる石灰 沈着物(リン酸カルシウム結晶)周囲の炎症を特徴 とする.右肩に肩関節亜脱臼に RCCT を合併した回復期脳卒中右片麻痺例に対し,包括的な作業療法(急性期10日間: 消炎鎮痛剤とアームスリング装着, 肘関節から手指への電気刺激下の促通反復療法, 肩関節痛の消失後: 肩から手指までの電気刺激下の促通反復療法, AR2リーチングロボット訓練)を14週まで行い, 肩関節の亜脱臼と上肢機能の改善, 石灰沈着の消失を得た.

豊栄峻, 黒木一気, 甲斐惇平, 重信恵三, 松元秀次: 肩関節亜脱臼を伴う石灰沈着性腱板炎を合併した脳卒中上肢麻痺に対して包括的な作業療法が奏功した一例. Jpn J Rehabil Med 2021; 58:1057-1063.